最近注目のコンダクトとは?
- Mamiko Takenaka
- Jan 25, 2018
- 2 min read
Code of Conductは行動規範、Misconductは不正や反則などと翻訳されますが、
従業員のBehaviourやそれを醸成する企業文化や規範を総称して「Conduct」と呼びます。
このコンダクトが最近注目を浴びています。
1%の企業不祥事や従業員の些細なWrong Behaviourにより、
その企業の悪いイメージや批判がSNS上で拡散され、
その他の99%の正しい企業活動に大きな影響を与える時代です。
製造会社の品質虚偽や従業員への法定賃金以下の給与払い等、
全体的には小数の製品や従業員への対応であっても、
その社会的制裁は計り知れないでしょう。
顧客やマーケットは、
1%のWrong Behaviourを未然に防止するレベルのカバナンスや
企業文化の構築を求めるようになってきています。
大手会計系事務所においては、このConductに関するコンサルティング業務が増加しています。
そもそも「会計士」と言われる資格の本分は「会計」ではなく「監査」です。
会計実務に資格が必要な訳ではなく、監査をするために会計士の資格を取ります。
監査を行う過程では、ConductやGovernanceが会計数値にどのような影響を与えるか理解します。
しっかりしたビジネス行動規範やそれを重視する企業文化があれば、
自ずと不正は防止されるため、監査の一環としてConductやGovernance のレベルを評価する訳です。
この経験からConductやGovernanceの専門家も当然に事務所内に育成され、
そこで知見を得た人材がコンサルタントとなっていきます。
コンサルティングは花形の人気職種です。
監査からのキャリアチェンジは容易ですので、お勧めしておき

ますね。
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